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登醸造 セツナウタ[2022]

ココファームのワインの原料ブドウも栽培する「登醸造」の「小西史明」さんが、2015年から始めた自家醸造ワイン。2022年は前年に比べ全房搾汁したツバイの比率が高め。野生酵母で発酵し、翌年9月にビン詰め後、5か月のビン内熟成(2022年は瓶詰め時のSO2添加をしていません)。前年に比べると色はやや薄めですが、相変わらず赤と言っても差し支えない色合い。気持ち冷やしめで、赤身のお肉と合わせるのがオススメです。
―以下生産者資料より抜粋―
2022年産のワインができました。今回は醸し48%、全房搾汁が52%です。2021年産が51:49でアルコール12.8%だったので、前回より軽くなりました。色も薄めです。醸し比率の違いは、毎年のブドウの出来によるものです。醸し用のブドウは皮ごと漬け込むため、病果をしっかり落とします。これを秋の深まりとともに、どこまでふんばれるのかが勝負です。最後は雪がちらつき、寒さにふるえて力尽きます。天気がよくて病気も少なければ、醸し比率も高まります。50:50を基本にしているので、醸しが50を切ったら「ああ厳しい年だったのだな」と思っていただければ…。新たに試したこともあります。これまでは流通・保管時の品質保持のため、少量の亜硫酸をビン詰め時に加えていました。安心感がある一方、開けた直後に本来の味わいが出ないという欠点がありました。それを今回はやめました。抜栓直後の雰囲気をちょっと気にしていただけると幸いです。
ところで 2023シーズンですが、これまでに経験のないことが起きました。鳥です。収穫時期に房を鳥に突かれ、収量も減るし、突かれたところから病気が出て大変でした。収穫期には空に大群が飛び回り、低空で垣根に突っ込んでくるヤツ、家の窓に激突するヤツなど、怖いぐらいです。山に木の実がなかった説、本州に渡るべき鳥が北海道に留まった説、大型鳥などの天敵が減った説など、いろんな原因が言われていますが、実際のところはまだ分かりません。以前ニュージーランドに行っ たとき、何百ヘクタールのワイン畑全体をネットで覆っているのを見て、こんな風になったら大変だな…と思っていましたが、ついに余市もそうなってしまうのでしょうか。
それと以前お知らせした余市〜小樽間のJR廃線の件ですが、その後、代替になるはずのバス路線まで運転手不足で便数を維持できない、みたいなことを言い出して、さらに混迷を極めています。トラックの残業規制なども始まり、もしかしたら貨物列車メインで復活できないかとか、民間企業で買ってくれるところがありそうとの噂だとか、まだまだ可能性はありそうです。そんな感じで日々を暮らしていますが、今年もまずはご賞味ください。
750ml   完売

生産地:日本、北海道、余市町
味のタイプ :ロゼ・辛口
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :ツヴァイゲルトレーベ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 :2722本