カーヴ・サン・ヴェルニ
日本では有数のミネラルウォーターの産地として名高いフランス中央部に位置するオーヴェルニュ地方。ロワール河と支流アリエ川の流域に拡がるロワール河最上流域のワイン産地でもあります。AOCよりひとつ下のVDQSというカテゴリーにあり、火山性丘陵の勾配に玄武岩を中心とし、粘土や石灰を含むミネラル豊富な土壌を持ち、大陸性気候の影響で雨量が少なく、暑い夏と寒い冬との寒暖差が激しいという恵まれたテロワールを有しています。生産数は少ないながらも質の高いワインを世に送り出している注目の生産地です。1950年にCave
des coteaux という別の名で協同組合として設立され、当初はバルクでのみ販売を行っていましたが、1980年から方針を転換し、ボトルでの販売を始めました。1991年には新しい経営陣によって組織が刷新され、1993年にはコンピューター制御された最新のステンレスタンクを37基購入するなど設備面の充実を図り、飛躍的に品質が向上しました。彼らのワインは果実味や熟度、鮮度、ジューシーさがバランスよく混在し、彼らはこの土地の素晴らしいワインの数々を広く世に広めたいという信念のもとに日々品質の向上に勤しんでいるのです。畑は日当たりの良い南向きの斜面で標高350m〜500mに位置しています。これはブドウ栽培にはとても適していると彼らは身をもって感じているそうです。畑は200haに及び、53のコミューンの115にも及ぶ区画から細かなルールをクリアした優良な生産者からブドウを集め、区画ごとに醸造しています。これにより様々な味わいを表現できるからです。栽培は厳格なリュット・レゾネを取り入れ、環境に配慮した自然な栽培を心がけています。エノロジストのOlivier
Mignard氏は全体の厳しい管理と栽培指導を1999年から絶え間なく行っており、その効果は如実に現れています。彼は畑での仕事は何よりも重要であることを常に教え伝え、その先頭に立ち葡萄の質の向上を図り続けています。収量は55hl/haが法的に認められていますが、45hl/ha以下に収量を抑えています。全体の生産量の約60%はオーヴェルニュ地域圏内で消費されている為、国外で目にすることは少なく、日本への輸出はこれまでありませんでした。今までにない質の高い低価格のオーヴェルニュワインの反響は大きく、入荷の度にすぐ完売してしまう人気アイテムとなりました。
以上輸入元資料より抜粋
ピュイ・ド・ドーム ピノ・ノワール[2020] ブルゴーニュをメインに長年取扱いピノ・ノワールとシャルドネには並々ならぬこだわりを持つ輸入元が、100を超えるピノ・ノワールのワインを試飲し、その中から選んだプティ・ジュヴレとも呼べる旨安ピノ・ノワール。このラベルは元々イギリス向けに作られたもので、従来の黒ラベル「ル・ピノ・ノワール」と中身は同じものです。こちらはミシュランガイドでお馴染み仏タイヤメーカー「ミシュラン社」が実際にフランス各地に設置している道路標識をモチーフにしたもので、オーヴェルニュ地方圏の首府クレルモン=フェランに今も本拠地を置くミシュラン社と同じくオーヴェルニュに拠点を構えるサンヴェルニが、同社に倣いワインの新たな指標となるようこのラベルを採用しました。ちなみにラベルにある「LE
GRAND TURLURON」は、標高350m〜550mと比較的高地にあり日当たりも良く、 適度な酸と熟度を備えた上質なブドウが採れるピノ・ノワールにとって最良の区画です。
750ml |
■ 生産地:フランス、オーヴェルニュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:14%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :15年
■ 平均年間生産量 :本
ル・ピノ・ノワール[2017] ブルゴーニュをメインに長年扱っていてピノ・ノワールとシャルドネには並々ならぬこだわりを持つ輸入元が、100を超えるピノ・ノワールのワインの中から選んだ旨安ピノ・ノワール。南仏のピノ・ノワールも良いですが、熟度が高すぎてピノ・ノワールの持つ繊細な酸が表現しきれていない中、このワインはまさにブルゴーニュを思わせるしなやかでエレガントなスタイルに仕上がっています。果実味、酸ともに高いレベルにあり、均整がとれたナイスバディ、輸入元でもプティ・ジュヴレと評するお買得なワインです。
―以下リアルワインガイド44号より抜粋― なんとあのヴァンサン・トリコでも有名なオーヴェルニュ地方のピノ・ノワール。そしてこれがまた美味しくて、なんと1,490円。旨安賞もしっかりゲットだ。ピノがキュートではなく、しっとりと落ち着いた表情のときのようないい香り。味は穏やかで素直なもの。酸も穏やかで、しっかり感じ取れるがほぼ立っていない。で、ここが微妙にブルゴーニュと異なり、酸の出方が違う。でも別にブルゴーニュそっくりである必要なんかない。美味しいピノだからそれでいいのだ。(今飲んで87+ ポテンシャル88)※掲載ヴィンテージは2011年 750ml |
■ 生産地:フランス、オーヴェルニュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :15年
■ 平均年間生産量 :本
ル・シャルドネ[2018] ブルゴーニュをメインに長年扱っていてピノ・ノワールとシャルドネには並々ならぬこだわりを持つ輸入元が、プティ・ピュリニーと評する旨安なシャルドネ。決して都会的な派手なタイプではありませんが、ミネラリーで果実味、酸、そして奥行きもきっちりとあり、でもどこかほっとする味わいのワインです。
750ml |
■ 生産地:フランス、オーヴェルニュ地方
■ 味のタイプ :白・辛口
■ アルコール度:14,5%
■ ブドウ品種 :シャルドネ100%
■ 平均樹齢 :15年
■ 平均年間生産量 :本