共栄堂
共栄堂という名前は、小林の実家が営む「よろず屋」の屋号。「共に栄える」という文字に込められた理念は、ブドウ栽培・ワイン醸造をすることで、山梨の農業全体の下支えをしたいという小林の思いと通底しています。
共栄堂が企画したワインの商品名は記号や数字の配列で表記されておりますが、これは文字から得られる固定概念を一旦外して、自由にワインを楽しんでほしいという思いが込められています。山梨市・甲州市の自社畑のほか、山梨にある6軒のブドウ生産者から造られています。
以上ワイナリーHPより抜粋
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K20FY_DD [2020] ―以下生産者資料より抜粋― 薄濁りのライトイエロー、若干の緑も見えます。八朔から夏ミカン。バナナに小ぶりの林檎。ジャスミンやアカシアのような花の香りも感じます。若干バターも感じます。ナツメグのようなやや甘めのスパイスやドライフルーツの濃縮感も見えます。スワリングすると和柑橘が支配的と感じます。若干総量の香りは少なめという印象です。口当たりはドライで、柑橘の白綿のような苦みを感じます。和柑橘を中心にバナナやバターのような重い香りがちりばめられ、時間をかけるとスパイス感が出てきます。余韻は口中にとどまった白綿部分の苦みとミネラル的な硬質部分があります。これは万能選手ですね。何にあたっても問題を出さないと思います。シンプルに焼き魚が食べたいが自分の感想です。わかめの酢のものとか豚肉をソテーするとか大根を炊いたものとかやっぱり万能だと思います。細めのグラスはエレガントに柑橘の香りを強調し、スタッキングできるような口元広いコップ系は苦みを強調してくれるので、料理やスタイルでどのタイプのグラスでも楽しめると思います。9月上旬から10月上旬のブドウです。ジュース仕込みと醸し仕込みが入っています。皮や種の雰囲気は出さないようにやや短めの醸し期間です。 <エチケットについて> K20(2020年)は、「書」です。3部作になります。「K20FY」でも感じていただけたと思うのですが、「書」の可能性が広がると思います。当然ですが、「書」と「習字」は違います。どうぞご期待ください。 ※通信販売をご希望の方はメールにてご注文下さい。 750ml |