アミオ・ギィ


50代後半の温厚で人当たりのよいギィと息子のティエリィがドメーヌを運営。現在、8ヘクタールとほどよい規模の広さの耕作は主にティエリィがおこなっていて、ドメーヌ全般の仕事も徐々にギィから移りつつある。
アミヨを代表する銘柄といえば当然モンラッシェとなるが、区画はシャサーニュ側の最上部、たった0.1ヘクタールから生まれる。樹齢80年に達する超ヴィエーユ・ヴィーニュのぶどうは100パーセントの新樽で熟成され、通常2樽――2003年は1樽分だけだった――、600本ほどの生産量しかない。リリース直後はカタく、最低でも10年ほどの熟成を必要とするしっかりとした構成のグラン・クリュだが、ひとたび花開くと、たいへん華やかな香りと深みを湛え、まさにあるべきモンラッシェの姿を堪能できる。
このモンラッシェに限らず、アミヨの白は総じてカタい。酸だけが突出しているようなカタさではなく、高いアルコール度数、豊かなボディという、それぞれの構成がしっかりしているためで、それらのバランスがとれるのに時間を要するのである。そのためリリースしてすぐに愉しむこともできはするが、数年間の熟成により、当初は感じられなかったエレガントさや複雑さが十分に備わるものとなる。
上記のモンラッシェに肉薄する風味、味わいのピュリニーが、プルミエ・クリュであるレ・ドモワゼルで、アミヨの二大フラッグシップ・ワインだが、双方ともに入手は困難を極める。これらの少量ワイン――ドモワゼルでも0.3ヘクタールほどしかない――以外でも、本拠を置くシャサーニュ=モンラッシェのカイユレ――樹齢は70年以上を数える――を始めとする一連の素晴らしいプルミエ・クリュでアミヨの実力は十二分に味わえる。ワインはテロワール毎の異なりもよく備わり、シャサーニュというアペラシオンの底力といったものが感じ取れる。またシャサーニュに勝るとも劣らぬ出来の、サントーバンのアン・ルミリーのミネラル感に富んだ魅力も大きい。
他のシャサーニュ在のドメーヌに違わず、アミヨでも生産量は白、赤、ほぼ半々となっているが、その赤も白に勝るとも劣らぬ優れもので、豊かな果実味にバランスする滑らかな味わいは各アペラシオンをよく表現している。白はその人気ゆえ価格もそれなりだが、赤は白に較べると割安感のあるカリテ・プリなものとなっている。
なお、ドメーヌではラベルにアミヨ・ギィと記しているが、これは日本などと同じく、名前を姓名の順で記しているためで、ブルゴーニュの他のつくり手でもちらほら見受けられる。


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ブルゴーニュ・シャルドネ キュヴェ・フラヴィ[2015]

シャサーニュ・モンラッシェ村の地方名区画から造られるブルゴーニュ・ブラン。軽やかな一方、果実味は十分。フレッシュで生き生きとした味わい。アフターにはミネラルも感じられる。若々しさを楽しみたいワイン。例年ACブルゴーニュのクラスを大きく越えた品質で、時には村名にも迫ろうかというお買い得なシャルドネ。
―以下リアルワインガイド59号より抜粋―
名称変更のACブル。酸の効いた柑橘系メインのいい香り。ただ、例年のミネラル感にはない。口に含むと15年のキャラとは全く無縁の適切な果実味とよく伸びる酸があり、極めて真っ当なACブルの味。ただ、香り同様に例年のミネラル感には少し届かず、ツヤや気品がやや少なめなのが惜しい。それでも美味しいACブル。(今飲んで87 ポテンシャル87)
750ml   税込2862円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 13%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :35〜40年
平均年間生産量 : 2000本



サン・トーバン1er アン・レミリィ[2014]

モンラッシェと同じ斜面の延長線上にあるサントーバンの1級畑。傾斜が強く、浅い表土のため石灰質の母岩が露出する。白い花や柑橘系のアロマ。軽やかな果実味にタイトでミネラリーな風味が重なり、スラリとした趣き。
―以下リアルワインガイド55号より抜粋―
柔らかくて美しくてミネラリーないい香り。例年より明らかに上質感がアップしているぞ。口に含むと果実と酸のバランスがジャストで、表情が豊かで、ミネラリーで、実に美味しい。これはいい。ハッキリと良い。このワインでアミヨの14年の成功を確信。そしてこのご時世にこの価格。前銘柄に引き続き、高いけど安い。(今飲んで91+ ポテンシャル92+)
750ml   税込5670円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 13,5%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :30年
平均年間生産量 : 1000本



シャサーニュ・モンラッシェ1er レ・カイユレ[2014]

村の高台に位置する1級畑で、名前のとおり小石が多く、白ワイン向きのクリマ。肉付きよく、リッチで複雑味をもつ一方、ピュアなミネラルの風味と酸をもち、熟成のポテンシャルも高い。白い花、白桃、熟したレモンの香り。口に含むとふくよかな果実味がまず現れるが、その後、ミネラルと酸が台頭。タイトで引き締まったボディ。
―以下リアルワインガイド55号より抜粋―
ブドウからのクリーミーさのある上質感たっぷりの香り。これはアミヨのシャサーニュ・1erグループの中で頭ひとつ抜けている。口に含むと集中し、緻密で精緻で全体要素の調和感も見事。これは本当によく出来た1er。このドメーヌのシャサーニュ・モンラッシェを代表する1本だ。(今飲んで93 ポテンシャル94)
750ml   税込7776円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:13,5%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :70年
平均年間生産量 : 4000本



シャサーニュ・モンラッシェ1er レ・ヴェルジェ[2011]


―以下リアルワインガイド42号より抜粋―
これも今は香りは閉じ気味。しかし美しく透明感ある香りで、純度が高く、多量のミネラルと美しい果実、そして白と黄色の花、甘いミツが控えている。口に含むとちょっと驚くほどの味の集中感。まるでバンジャマン・ルルーの11年の白のような焦点の定まり方と高品位感だ。液体はミネラルでツヤと高級感があり、心地良く凝縮しており、メチャクチャ旨い。(今飲んで92 ポテンシャル93)
750ml   税込7560円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:14%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 : 本



ブルゴーニュ・アリゴテ[2010]

平均樹齢70年という古樹のアリゴテから造られるコストパフォーマンスの高い1本。毎年安定した高い品質を誇ります。
―以下リアルワインガイド38号より抜粋―
目の詰まった柑橘香がとてもよく香る。また、このクラスとしてはミネラルも良く香り、なかなか充実している。口に含むとアタックは液体のサクッとさを感じるが、すぐに味が口中に拡がり美味しい。アリゴテ特有の酸が心地良く、全体をフィネスが覆う。(今飲んで87 ポテンシャル87)
750ml   税込1890円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 12,5%
ブドウ品種 :アリゴテ100%
平均樹齢 :70年
平均年間生産量 : 本



シャサーニュ・モンラッシェ1er クロ・サン・ジャン[2010]

―以下リアルワインガイド38号より抜粋―
きれいな柑橘、美しい白い花、甘いミツ、そして石灰様のミネラルがこれまでのラインナップ以上に強く香る。口に含むと液体は驚くほどツヤがあり、滑らかで高級感たっぷり。この美しさはそうそうない。味もじっくりじんわり系だが、口中で優しくふんわりと複雑に拡がる。これはいい。(今飲んで91 ポテンシャル92)
750ml   税込6300円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 13,5%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 : 本



シャサーニュ・モンラッシェ1er レ・マシュレル[2006]

―以下リアルワインガイド22号より抜粋―
やはり美しいミネラル。アミヨのワインは美しいミネラルまみれだ。そして複雑性と奥深さのある香りはとても秀逸。味は旨みすら感じるほどの美味しさ。濃くも薄くもない見事な液体濃度とその酒質。そこに味わいの各要素がしっかり詰まっている。真ん中もあり中間部の充実ぶりはこれまでで一番。なお、このワインもビン詰め以降、より肉が付いてきた。(今飲んで91 ポテンシャル92)
750ml   税込7350円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 13,5%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 : 本



シャサーニュ・モンラッシェ1er レ・シャン・ガン[2006]

―以下リアルワインガイド22号より抜粋―
基本的な香りはこれまでの1erワインと同じもの。ただ、ひたすらミネラルが美しい。違いは、このミネラルの総量とミツの風味の加減のみと言っても差し支えない。ともかくいい香りで、このワインはその量が多い。味は甘さがあり、ミネラリーで中間もしっかり、これは立派な1erワインでグランクリュに限りなく近い品質だ。全域にスキがなく、立体的な味わいでともかく複雑。余韻もすこぶる長い。(今飲んで91+ ポテンシャル92)
750ml   税込7770円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 13,5%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 : 本



ピュリニー・モンラッシェ1er レ・ドモワゼル[2006]

―以下リアルワインガイド21号より抜粋―
別格の香り。芳香性がかなり高く、柑橘系と甘いミツとミネラルの複雑な共演。とても深くて心地良すぎるもの。口に含むとその旨味と美しさに圧倒される。高域がきれいに伸びる美しい味わいで、複雑で深く、圧倒的に美味しい。そしてミネラルがたたみかけてくる。このワインはいつも素晴らしい。(今飲んで92 ポテンシャル93+)
750ml   税込12000円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 14%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 : 本



ピュリニー・モンラッシェ1er レ・ドモワゼル[2003]

―以下リアルワインガイド21号より抜粋―
2003年はダントツでドモワゼルが良い。ブラインド時の私の感想は、「厚みは1本前(シャンガンだった)と同格のまま、少し繊細になった気がする。瑞々しい香りと気品のある味、粒子が小さくて何となくこのワインには今後がある気がする。まだ見せていない物が。白いフルーツ、桃や梨の印象が強く出ており、とても美しい。品の良さと酒質の高さを誇るトップワイン」。これ以上何も言うことは無いなあ。しみじみ良いワインだから。(今飲んで91 ポテンシャル93)
750ml   税込12343円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 白・辛口
アルコール度: 13,5%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :年
平均年間生産量 : 本