フランソワ・ラマルシュ
ブルゴーニュ地方、コート=ドールの真の核心地帯ともいうべきヴォーヌ=ロマネには、ロマネ=コンティを始めとして4つのグラン・クリュのモノポールがある。そのひとつが、このドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ所有のラ・グランド・リュ。場所はロマネ=コンティとラ・ターシュの間という絶好の立地で、東西およそ300メートル、南北約50メートルの細長い矩形の区画。ロマネ=コンティよりやや小さめの1.7ヘクタール弱の広さには平均で30年強の安定した樹齢のぶどうが植わっている。実はこのラ・グランド・リュ、最も新しいグラン・クリュでもある。一見、不動に見えるブルゴーニュ地方の格付けも、常に細かな見直しが図られていて、1991年ヴィンテージより、以前のヴォーヌ=ロマネ・ラ・グランド・リュというプルミエ・クリュからグラン・クリュに格上げになった――プルミエ・クリュからグラン・クリュへの格上げは、1981年、モレ=サン=ドニのクロ・デ・ランブレーがプルミエ・クリュからグラン・クリュに格上げになった事例とこのグランド・リュの2例のみだが――。
ドメーヌではこのラ・グランド・リュ以外にも3つのグラン・クリュ――グラン・エシェゾー、エシェゾー、クロ・ド・ヴージョ――を所有するが、合わせると10ヘクタール弱のドメーヌの半分を特級畑が占める、というクオリティの高さ。またプルミエ・クリュを始めとするその他の畑もヴォーヌ=ロマネ村中心の構成となっている。樹齢もグラン・クリュが平均で40年ほどを数え、加えてプルミエ・クリュのヴォーヌ=ロマネ・シュショは60年弱、同じくマルコンソールに至っては70年に達するヴィエーユ・ヴィーニュとなっている。
収量はヴァンダンジュ・ヴェールトと厳しい選果で30ヘクトリットル前半まで切り詰める。発酵は木製の開放桶、シャプタリザシヨンも必要に応じて少量にとどめ、決して無理な抽出はおこなわず、アルコール発酵後のムーのプレスは3回に分けておこない、1、2回目のプレス・ジュースはフリー・ランに混ぜるが、3回目はブルゴーニュ・パストゥグランに用いる。樽はアリエとトロンセ産で、ヴィラージュに5割、プルミエ・クリュとグラン・クリュに7割ほどという新樽比率。マロラクティーク・フェルマンタシヨンも自然にゆだねゆっくりと進行させ、樽熟の期間はながくても1年半、その後、フィルター無しで瓶詰め。
出来上がるワインはドメーヌに共通するカラーも感じられる、決して出しゃばらない樽や繊細さに縁取られた風味と、フィネス溢れるもの。しかし、当然はっきりとアペラシオンのテロワールもワインに刻み込まれていて、ブルゴーニュ地方の聖地ともいうべきヴォーヌ=ロマネの魅力も十全に感じ取れる。リリースされてすぐでも愉しめるが、やはりじっくりと熟成させてこそ全開となる風味、味わいを堪能したい。
以上輸入元資料より抜粋
店頭販売のみ お一人様1本限定!(スタンプ5個必要です) オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ [2018] 標高の高いオート・コートのピノ・ノワールから造られた赤。低地のジェネリックなブルゴーニュと比べてタイトな締まり具合をもち、ミネラルも感じられる味わい。 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・ミディアムボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :年
■ 平均年間生産量 :
クロ・ド・ヴージョ[2007] ―以下リアルワインガイド27号より抜粋― 07年のラマルシュとしては良い意味で黒い風味にあふれており、たくましさを感じる充実した香り。液体も優しいパワーにあふれ、繊細でいながら太く、また目もしっかりと詰まっている。多量のタンニンが存在し、タニックとまではいかないが長期熟成を可能とするタンニンレベルだ。味わいバランスもとても良く、07ラマルシュの中ではとても良く出来たワインと言える。(今飲んで90+ ポテンシャル91+) 750ml 特価ワイン |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :60年
■ 平均年間生産量 :
ヴォーヌ・ロマネ1er レ・シュショ[2006] ―以下リアルワインガイド21号より抜粋― 今は木の香りが支配的。その奥にきれいな黒果実と大地香がしっかりの、クオリティの高い香り。村名V.Rに比べ、グッと目が詰まり、より力も加わってきた、正に1erの品質。甘く、ほろ苦く、酸も心地良くあってとても旨い。タンニンはめちゃシルキーで液体はとても滑らか。複雑で深さもしっかりある。(今飲んで90+ ポテンシャル92) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :60年
■ 平均年間生産量 :
ヴォーヌ・ロマネ1er レ・マルコンソール[2006] ―以下リアルワインガイド21号より抜粋― このクラスになると木(新樽)の影響はほとんどない。ともかく深く、美しく、複雑で、ミネラルと大地香に富む。甘く、深く、ミネラリーでとても美味しい。ややタンニンが立つが、基本は滑らか。これもグランクリュの品質にある。余韻も長く複雑で、美しいフレーバーがいつまでも続く。(今飲んで92+ ポテンシャル93+) 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :70年
■ 平均年間生産量 :
ラ・グランド・リュ[2006] 750ml |
■ 生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
■ 味のタイプ :赤・フルボディ
■ アルコール度:13,5%
■ ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
■ 平均樹齢 :40年
■ 平均年間生産量 :