ドメーヌ・モン
ドメーヌモンはドメーヌタカヒコの曽我貴彦氏の下で2年間栽培と醸造を研修した山中敦夫(ヤマナカ アツオ)が2016年春から独立し北海道余市郡余市町登町の標高50mに位置する約3ha(栽培面積は1.8ha)の畑で初年度にピノグリのみを2,200本植樹した小さな農園兼醸造所です。(2019年までにピノグリ5,000本~6,000本植樹予定)
畑のある場所は15年以上耕作放棄されていたので白樺や松などが生え、森と化していました。そこをチェーンソーで1本1本切り倒し、枝を払い、運び出し、抜根して整地しました。畑は日当たりの良い東向きの傾斜地で水はけも良く、長年使われていなかったので農薬や除草剤、化学肥料などは残留しておらず、ミミズをはじめテントウ虫やクモ、バッタ、蟻など多様な生物が多く生息している畑です。
畑からは日本海とヒロツヴィンヤードが一望できる壮観な景色で、日の出から畑に陽が差し込み、風通しも良い恵まれた環境です。
この畑の前の持ち主だった飯野家は1897年(明治30年)に飯野鉄次郎が富山県からこの地に入植し4代続いた農家さんでした。傾斜地であるのでお米の栽培はできず、当時はトウモロコシやヒエ、アワ、馬のエサなどを栽培していたそうです。100年以上前に開墾した歴史ある畑を引き継ぐことができたことに感謝するとともに畑の歴史を途絶えさせぬように、日々、農作業に精進していきたいと考えています。
●ピノグリ
自園ピノグリの初収穫、醸造は2019年秋、初出荷は2020年春頃を予定しております。北海道余市の日本海側に位置する地理的優位性と冷涼な気候、水捌けのよい土壌が生み出す天の恵みに感謝し、日々の農作業に精魂込め、アルザスの高貴品種ピノグリが醸す日本らしい繊細なやさしいワインを目指します。※自園ワインができるまでは、上記ロゴのDmaine Montの「Dmaine」部分はなく「Mont」のみの表記になります。
●ロゴ
山中家の家紋をアレンジしたものです。実家が日本茶の小売業を営んでおり、家紋は「丸に三つ茶の実」です。茶の実の赤は太陽を、青は水を、緑は大地をイメージしております。
以上輸生産者資料より抜粋(一部の数値は2018年に変更しています)
店頭販売のみ モンシー[2023] 「ドメーヌ モン」が醸造した「シードル」で「モンシー」です。「ドメーヌ・モン」の畑の目の前に広がるリンゴ園を持つ「森farm」さんと、「中井観光農園」さんが育てたリンゴを使用し、野生酵母にて自然発酵(発酵から瓶詰まで亜硫酸は一切不使用)。また、発酵由来の炭酸ガスも閉じ込められていて微発泡です。「ふじ」が主体なのでリンゴの果実感が良く感じられ、「ブラムリー」が21%入ってることで程よい酸があります。味わいはドライなので、食前や食中、食後など万能に合わせられる仕上がりです。 ※亜硫酸を添加していない為、できる限り14℃以下で保存していただき、抜栓前にはしっかりと冷やして下さい。 750ml |