ドメーヌ・レ・ドゥー・テール


マニュエルとヴァンサンは2000年にドメーヌ・グロージュで一緒に働いた後、2004年エマニュエルはドメーヌ・デファンの栽培醸造責任者、ヴァンサンはDRCとデュジャックが立ち上げたドメーヌ・トリエンヌの栽培醸造責任者の経験を経て2009年アルデッシュに自らのドメーヌを起ち上げる。気候は地中海性気候で夏は暑く乾燥しやすいが、大陸性の気候や山間のミクロクリマも左右し、年間を通じて適度な雨も降る。また、昼と夜の寒暖の差が激しくブドウの成熟に適している。

以上輸入元資料より抜粋


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VdF ヴァン・ニュ・ルージュ[2022]

ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けています。2022年は歴史的な日照りの年でブドウが極度の水不足にあった中、収穫直前の恵みの雨に助けられたミラクルな年。ブドウの品質的には、日照りによりブドウの熟しにブレーキがかかり、結果酸がしっかりと残りました。醸造は傷んだブドウや果汁の少ないブドウは全てわけて直接プレスし、きれいなブドウのみマセラシオン。ワインは上品かつアルコール度数が 13%とは思えないほど酒質がピュアでエレガント。同時にきれいな酸がワインの背骨を支えていることで、全体的に凛としたフィネスある味わいにまとまっています。余韻に鼻を抜けるシャクヤクやパッションフルーツのようなフレーバーがアクセントにあり、今まさに飲み頃でノックアウトされそうな官能的な仕上がりです。
750ml   税込3355円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :グルナッシュ100%
平均樹齢 :25〜55年
平均年間生産量 :本

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VdF ラ・ルブール[2022]

コンセプトは「メルロー主体の飲みやすいアッサンブラージュの赤」で、ワイン名は収穫が終わった後に催される宴、いわば「収穫祭」の意味(フランスでは収穫祭の呼び名が色々と各地で異なり、アルデッシュ地方では「La Reboule」と呼ばれます)。なので「ジャ・ジャ」がリリースされる前はプリムールと言えばこの「ラ・ルブール」でした。マニュ曰く「ボルドーにはないアルデッシュならではのシルキーかつジューシーなヴァン・ド・ソワフを目指している」とのことで、毎年味わいを安定させるためにメルロー以外のアッサンブラージュが重要となってきます。2022年は日照りにより軒並み減収に見舞われる中、メルローは収穫直前の雨のおかげもあり平均並みの収量を確保。アッサンブラージュ品種は2020年と同じく、メルローとカベルネ・ソーヴィニョン。醸造はいつも通りメルローは全て除梗、カベルネ・ソーヴィニョンは果実味だけを抽出するためにマセラシ オン期間を5日間と早めに切り上げました。出来上がったワインは、アタックは正にいつもの「ラ・ルブール」らしいシルキーな酒質と柔らかなコクを口いっぱいに感じます。さらに、この年は日照りにより途中ブドウの成熟にブレーキがかかり、結果重心の低い酸が残ったことで、アフターに骨格とフィネスを感じるメリハリの効いたワインに整いました。ボルドーのワインと同じ品種ながら、アルデッシュというテロワールと彼らの醸造を介すと全く別物に感じられるとても興味深いワイン!
―以下リアルワインガイド53号より抜粋―
二千円台前半のナチュラルなヴァン・ド・ソワフだよね。なら良んじゃない。テイスティング中は価格がわからないからね。高かったらいらんがリーズナブルなら欲しい・・・と言う判断だね。シラー風な感覚だったけどカベルネ、メルロ、グルナッシュ。黒胡椒、透明・白色の軽めのミネラリティ、軽快で甘くなくパレットはやや角があるけどボディは時間が経っても崩れそうにないほどしっかりしてる。揮発酸もなくてピュアでいいね。(今飲んで88+ ポテンシャル89+)※掲載ヴィンテージは2014年
750ml   税込3190円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:13,5%
ブドウ品種 :メルロー74%、カベルネ・ソーヴィニョン26%
平均樹齢 :35年
平均年間生産量 :本

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VdF リーパイユ[2022]

ワイン名は「贅沢な食事」という意味があり、通常のカリニャンとは思えない上品な味わいを奏でることからこの名前が付けられました。1haあるカリニャンの畑のうち0.7haが古樹の区画で、近年樹勢の衰えや木の病気エスカが目立つようになった為、やむなく今年2023年2月に伐根を決意。これによりカリニャンの7割を失った為、結果的に2022年がリーパイユ最後の年となりました。2022年はブドウがかつてないほど早熟の年で、夏の日照りと猛暑により酸がブロックされ、その後収穫直前に降った雨が潜在アルコール度数を下げたことで、収穫したブドウは黒々と色素がありながらもカリニャンとは思えない程の瑞々しさ。醸造はワインにフレッシュさを与えるために若木のブドウは全房のマセラシオン・カルボニック、そして古木のブドウは全て除梗しタンニンの抽出を抑えるためにピジャージュ無し。出来上がったワインは、一瞬ピノノワールと勘違いするほど果実味がチャーミングで酸もしっかり。タンニンは繊細で優しく、口の中でとろけるしなやかなコクが官能的でノックアウト必至。最後に相応しいキラキラしたワイン!
750ml   税込3465円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:12%
ブドウ品種 :カリニャン100%
平均樹齢 :7〜65年
平均年間生産量 :本

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VdF ジグ・ザグ[2022]

ワイン名はZig-Zag(紆余曲折)で、当初一番ワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられました。2022年は歴史的な日照りの年で、かつてないほどブドウが早熟。極度の水不足にありながらが、収穫前に降った恵みの雨により辛うじて平均収量を確保。また、日照りにより途中成熟にブレーキがかかったことで、ブドウにしっかりと酸が残りました。前回は熟成を終えた後にシラーとグルナッシュをアッサンブラージュしましたが、今回はシラーとグルナッシュの発酵がほぼ同じタイミングで終わったので熟成前にブレンド。出来上がったワインは口当たりが超滑らかで、アルコール度数13.5%と濃厚なのに酸があることで、どこか凛とした清涼感のある絶妙な塩梅に収まっています。余韻を優しく引き締めるミネラルも心地よく、骨格がしっかりとしていて酒質が柔らかいスタイルは、まさにドゥー・テ ールの真骨頂!
750ml   税込3465円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:13,5%
ブドウ品種 :シラー60%、グルナッシュ40%
平均樹齢 :28〜51年
平均年間生産量 :本

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VdF ヴァン・ニュ・ブラン[2022]

ワイン名は「ありのままの(裸の)ワイン」という意味があり、ヴァンサンのVinとエマニュエルのNuの2人の名前の一部を掛けています。2022年は歴史的な日照りの年で、ブドウがかつてないほど早熟。前年はユニ・ブランに厚みを与えるために1週間マセラシオンを施しましたが、今回はその必要がない程ジュースが凝縮していました。醸造はスタートの発酵は勢いがありながらも終盤に勢いが止まり3.86gの残糖。しかし、アルコールのボリュームがあるので残糖がうまく味わいを中和し、甘さは全く感じられずスパイシーでリッチな味わいに仕上がっています。口に含んだ時にハーブや白い花のような清涼感のある華やかなフレーバーがあり、ボリューム豊かな味わいと爽やかなフレーバーのコントラストが絶妙。飲んでいて全く飽きが来ない、いつもながら味わいのバランスが取れたコストパフォーマンスの高いワイン!
750ml   税込3355円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:13%
ブドウ品種 :シャルドネ90%、ユニ・ブラン10%
平均樹齢 :26〜50年
平均年間生産量 :本

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VdF ラドレ[2022]

ワイン名は「南向きの日の当たる斜面」という意味があり、その名の通り標高400mの丘陵の南向きの斜面にある畑に植えられたヴィオニエ100%で造るワイン。2022年はヴァンサン&マニュエルの自信作。この年は歴史的な日照りの年で若木のヴィオニエはほぼ実を付けず、ブドウは水不足によりレーズンのような極限に近い状態にあったものの、収穫前の雨により辛うじて果汁を蓄えました。醸造はとても順調で教科書のように欠点なく発酵を終え、出来上がったワインはヴィオニエのふくよかなボリュームと口の中を満たす骨太な骨格があり、力強いエネルギーが感じられます。エマニュエル曰く「発酵が終わった当初は、味わいがフラットで、アルコールのボリュームだけが目立っていた。それが熟成を経るにつれ複雑味が増し、今は力強さとストラクチャーをしっかりと感じるメリハリの効いたワインに変化した」とのこと。この重厚な味わいは、当たり年のコンドリューに匹敵する位のポテンシャルの高さ!
750ml   税込3630円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:13,5%
ブドウ品種 :ヴィオニエ100%
平均樹齢 :12〜27年
平均年間生産量 :本

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VdF ジャジャ[2022]

例年メルローをベースに、その年最も収量の多いブドウをアッサンブラージュし、プリムールに仕立てたのが「ジャ・ジャ(安物のワイン)」ですが、2022年はグルナッシュの割合が多くグルナッシュ60%、メルロー40%となっています。2022年は歴史的な干ばつの年で、ブドウの房が小さく収穫前まで糖度も高かった為、マニュエルとヴァンサンは当初「ジャ・ジャ」の仕込みを見送るつもりでいました。しかし、8月中旬の収穫直前の雨によりブドウの糖度が下がり収量も回復した為、ヴァン・ド・ソワフなワインが出来ると判断した彼らは、例年通り「ジャ・ジャ」を仕込むことに決めました。今回、醸造はアントシアニンを抽出し過ぎないようメルローもグルナッシュも少し傷んだブドウは全て収穫後すぐにプレスし、そのジュースに健全なブドウを漬け込む「アンフュージョン」を行ないました。出来上がったワインは、マニュが「予想以上にバランス良いジャ・ジャに仕上がった!」と絶賛するように、果実味はまるでジューシーなフランボワーズが弾けるように軽快でチャーミング。また、ライトボディなのに塩気を感じる位しっかりとした骨格と旨味を感じます。
750ml   税込2750円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :グルナッシュ60%、メルロー40%
平均樹齢 :26〜41年
平均年間生産量 :本

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VdF シレーヌ[2021]

ワイン名はギリシャ神話に出てくる酒の神デュオニュソスの従者で酔っぱらいのシレーノスから名付けられました。2021年は例年よりも涼しく雨の多い年で、メルローは一部黒痘病やミルデューの被害により35hL/haと前年よりも15%収量が減りました。前年同様に、収穫のタイミングは糖度計を使わずブドウを食べて完熟度合いを判断した結果、涼しい年にもかかわらずアルコール度数は14%まで上がりました。出来上がったワインは前年同様フルボディながら、凝縮したコクの中に清涼感とフィネスのある上品な味わいに仕上がっています。今飲んでも酒質が十分に滑らかで美味しいですが、あと5年くらい寝かせてタンニンがこなれるともっとワインが化けそうな気配も感じられ、熟成した先の景色が見てみたいワインです。
750ml   税込3080円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・フルボディ
アルコール度:14%
ブドウ品種 :メルロー100%
平均樹齢 :41年
平均年間生産量 :本

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VdF リーパイユ[2021]

ワイン名は「贅沢な食事」という意味があり、通常のカリニャンとは思えない上品な味わいを奏でることからこの名前が付けられました。マニュエル曰く「2021年のリーパイユは品質的に今までのミレジムの中で一番の出来」とのこと。醸造は、まずきれいな古樹のブドウは全て全房のマセラシオン・カルボニックで、次に若木のブドウとオイディオムの被害に遭った古樹のブドウを全て除梗しクラシックなスタイルで仕込み、最後に 2つをアッサンブラージュ。その際、マセラシオン・カルボニックのヴァン・ド・グートの味わいがあまりにも上品だった為、一時は別のワインとしてリリースすることを考え一部を樽熟成させましたが、最終的に全てをアッサンブラージュしました。出来上がったワインは、ミディアムボディかつ上品で澄んだコクとフィネスがあります。また、フェノールの完熟を十分に待てたおかげもあり、アルコール度数12%とは思えないミネラルの旨味をしっかりと感じ、加えて果実のコクの裏に重心の低い酸があり、熟成させても面白そうなワインです。
750ml   税込3080円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:12%
ブドウ品種 :カリニャン100%
平均樹齢 :7〜65年
平均年間生産量 :本

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店頭販売のみ
VdF ラ・クロワゼ[2021]


ワイン名は「交差点」という意味があり、畑がちょうどMirabel地区とLussas地区の交わるところにあることから名付けられた、良い年にしか造られないトップキュヴェ。2021年は例年よりも雨が多くブドウも晩熟で、エマニュエルとヴァンサンは当初はラ・クロワゼをつくることを考えていませんでした。しかし、途中病気のリスクがありながらもブドウの状態が非常に良く、完熟に時間を要したものの最終的にラ・クロワゼに相応しい理想のブドウを収穫。醸造は発酵をスムーズに終わらせるためにマセラシオン・カルボニックは用いず、ブドウを全て除梗してクラシックな方法で仕込みました。エマニュエル曰く「発酵が途中スタッグしたためボラティルのリスクがあったが、どうにか発酵を終わらせることができた」とのこと。出来上がったワインは上品かつ果実味の滑らかさの中に深みがあり、さすがトップキュヴェという貫録。また、発酵がスタッグした際に上がったボラティルが良い意味でワインに複雑味と色気を与えていて面白く、すぐに開けるのがもったいない高級感あふれるワイン。
750ml   税込3850円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・フルボディ
アルコール度:15%
ブドウ品種 :グルナッシュ100%
平均樹齢 :43年
平均年間生産量 :本

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VdF ラドレ[2019]

ワイン名は「南向きの日の当たる斜面」という意味があり、その名の通り標高400mの丘陵の南向きの斜面にある畑に植えられたヴィオニエ100%で造るワイン。今回再リリースとなる2019年は、エマニュエル曰く「現地ではマメが原因で途中販売をストップしていた(ちなみに日本では2021年6月に一度リリースしています)」とのこと。2年カーヴで瓶熟させ、ドゥー・テールが再度試飲しマメがほぼ消えていたタイミングで今回再リリースに至りました。2019年は歴史的な猛暑と日照りの年で、味わいにボリューム感はあるもののリリース当時よりも残糖感がなく、熟成によりワインがこなれた分果実味の裏に隠れていたミネラルが顔を出し、より味わいの構成がはっきりしてきた感があります。改めてブドウにポテンシャルのあるワインは少し寝かせた方が良いと実感させられるはず。
750ml   税込3355円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:13,5%
ブドウ品種 :ヴィオニエ100%
平均樹齢 :9〜24年
平均年間生産量 :本

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VdF ジグ・ザグ[2021]

ワイン名はZig-Zag(紆余曲折)で、当初一番ワインの状態が落ち着くのに時間がかかったことからこの名前が付けられました。2021年はシラーが50hL/haと豊作に恵まれたもののブドウの熟しには苦労し、9月後半になってもシラーが完熟せず同時に腐敗も始まりかけた為、まず摘房も兼ねて収穫を行い直接プレスして「ラ・ルブール」に入れました。その後も残したブドウはギリギリまでフェノールの熟しを待ちましたが、途中雨が降り腐敗が始まったので、止むを得ず若干未熟なブドウが混じる形で全て収穫。反対にグルナッシュはシラーの未熟さを補うために超完熟状態まで待ってから収穫しました。出来上がったワインは、マニュが「足し算引き算でバランスを取ったまさにキュヴェ名に相応しいジグ・ザグなワインに仕上げた」と言うように、味わいは超濃厚なのにどこか清涼感のある絶妙な塩梅に収まっています。その年に起こった欠点も包み隠さず説明しながら、結果的に美味しいワインに収める「ドゥー・テール」のセンスには唯々脱帽。と同時に説明に合点の行く味わいがきちんと個性に表れているので、ワインのディテールや分析好きにはたまらない逸品!
750ml   税込2992円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:13%
ブドウ品種 :シラー60%、グルナッシュ40%
平均樹齢 :27〜50年
平均年間生産量 :本

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VdF ブリック・ア・ブラック[2020]

ワイン名は「雑多な骨董品」という意味があり、以前に初リリースしたワインの味が不安定だったことからこの名前を付けました。2020年は彼らの理想とするシラーの形がうまく表現された当たり年で、夏の猛暑により一時ブドウの成熟にブレーキがかかったものの、結果的には早熟で酸の残った年。また、ワインのスタイルは歴史的な猛暑を記録した2019年と良く似ていて、味わいは濃厚で色素も濃いですが、収量が取れた分アルコール度数はそれほど高くありません。彼曰く「前年が南ローヌのコルナスだとしたら、今回は北ローヌのコート・ロティのようなワインに仕上がった」とのこと。確かに出来上がったワインは、酸、ミネラル、果実味が濃厚ながらも全体の味わいがしなやかで、涼しさを持ち合わせているところはシラーの女王コー ト・ロティを彷彿させます。デビュー当時ワインがまだ不安定だった頃に付けた「ブリック・ア・ブラック (雑多な骨董品)」が、今や懐かしいジョークに思えるほど年々洗練さが増し、正直この価格では安すぎるくらい完成度の高いワインです。
750ml   税込2970円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :赤・ミディアムボディ
アルコール度:12,5%
ブドウ品種 :シラー100%
平均樹齢 :44年
平均年間生産量 :本

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VdF ポラティム[2020]

ワイン名はラテン語で「徐々に、少しずつ」という意味があり、ファーストヴィンテージの発酵期間が18ヶ月と非常にゆっくりだったことと、このワインのシャルドネを売っていたルイ・ラトゥール社との販売契約終了の際に長い交渉時間を要したことが掛けられています。2020年は春の遅霜の被害に遭い収量が20%減で、猛暑により途中ブドウの成熟にブレーキがかかってしまいました。しかしマニュエル曰く「ブレーキによりブドウに酸が残り、結果的に最高にバランスの良い理想のポラティムに仕上がった」とのこと。この年は酵母に勢いがなく最後の残糖5g/Lの時点で発酵が止まり、一時はボラティルが上がる危機がありましたが、ヴァン・ニュ白の澱を加えたり、バトナージュをすることで残糖を1.85g/Lと何とか2g/L以下まで下げることができました。出来上がったワインはアルコール度数13%の辛口ですが、それを感じさせないフルーティーさがあり、まるでしぼりたての白桃のような柔らかな果実の甘みを感じます。ちなみに今回熟成に使った樽は、古樽の中を削って新樽のようにリメイクしたものを使用しているので、樽を少し感じつつ果実との塩梅が絶妙な超ハイコストパフォーマンスなワインです!

―以下リアルワインガイド53号より抜粋―
中原めいこの歌がぐるぐる回る!?南国トロピカルフルーツの香りですぐにこの場所からトリップできる白。味わいも熟れたパイナップル、熟したパパイヤに少しミラベルなどなど。辛口なのにアフターの果実味がハチミツのようにふくよかで、それらを心地よい酸味が支えています。更に、熟れた白イチジクの香りとテロワールがあり、冷やしても美味しいし、やや温度を上げても美味。もやもやした濁り具合が、白過ぎない日の万座温泉のようでそそる色合いです。(今飲んで89+ ポテンシャル90)※掲載ヴィンテージは2013年
750ml   税込3465円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:13%
ブドウ品種 :シャルドネ100%
平均樹齢 :52年
平均年間生産量 :本

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VdF ヴァン・ニュ・ブラン マセラシオン[2015]

2015年が「ヴァン・ニュ マセラシオン」の最後のミレジム。このワインは特にコストパフォーマンスが高く、現地でも引き合いがものすごく強いのですが、そんな貴重な最後のワインを何と日本のみにリリースしてくれました(世界トップクラスのヴァンナチュール市場である日本に、このとっておきのワインを飲んでもらいたいと決めたそう)。当たり年の最後のワインを熟成に耐えるワインに仕上げるためにブドウは全て除梗し、マセラシオンの温度を通常の13℃から15℃に上げ期間も21日と1週間ほど長く漬け込んでいます。ワインは熟した桃、はっさく、キンカン、ジンジャー、キンモクセイの香り、スマートかつスパイ シーで洗練された旨味がたっぷり詰まっていて、紅茶のような優しいタンニンがじわっと余韻を引き締めます。
750ml   税込2376円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :白・辛口
アルコール度:14%
ブドウ品種 :グルナッシュ・ブラン60%、ユニ・ブラン40%
平均樹齢 :39〜44年
平均年間生産量 :本



VdF ラ・ピティ ロゼ[2015]

ワイン名はロゼ色から、ギリシャ神話に出てくるアポロンの巫女「ピュティア」のイメージが湧き命名。2015年はグルナッシュが黒痘病の被害にあったため、グルナッシュのアッサンブラージュ比率が半分に減り、メルローの比率が高くなっています。今回は残糖が瓶詰時点で7g/Lあり、かつノンフィルター、SO2無添加であることから、再発酵することも考えて王冠キャップにしています。マニュ氏個人としては、そのまま糖が再発酵し泡ができることを期待していますが、現時点では微かにクリスピーでほのかな甘さのあるとてもチャーミングな味わいに収まっています。白桃、マンゴー、サクランボ、梅、マシュマロ、杏仁豆腐の香り、フレッシュかつほのかに甘くまったりとした優しい果実のエキスが繊細なミネラルの苦みを包み込んでいます。

―以下リアルワインガイド53号より抜粋―
リンゴやチェリーにハーブの爽やかさを少々。ロゼらしいキシッとした風味もあって香りはフルーティなんだけど、味わいは大地の風味が主体。どことなくマルッとした液体の中からジワジワと味わいが出てくるタイプで、気がつくとけっこうジューシーになっていてビックリだし、もう少し待てば陽気な表情も見せてくれそう。ひたすらナチュラルでピュアなんだけど、それほどナチュラルワイン然とした味わいではないので、苦手な方でも安心してイケちゃいます。(今飲んで87+ ポテンシャル88+)※掲載ヴィンテージは2014年
750ml   税込2106円

生産地:フランス、アルディッシュ地方
味のタイプ :ロゼ・辛口
アルコール度:12%
ブドウ品種 :メルロー55%、グルナッシュ40%、ミュスカ5%
平均樹齢 :35年
平均年間生産量 :本