ベルトー・ジェルベ(ドゥニ・ベルトー)


ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー…人気のアペラシオンは必ずキラ星のような造り手を擁しています。
傑出した造り手を持たないがゆえに、やや知名度に乏しかったフィサン村にアペラシオンを牽引するスターが誕生しました。
その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。
母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。
今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。
生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。(2014年ヴィンテージよりリリース予定)

栽培:ブドウは、ビオロジックの考えに基づいた理性的な方法で栽培します。
テロワールを尊重した安定した土壌のもとで栽培されています。
殺虫剤の使用は制限を設け、土には、化学薬品を使っていません。除葉、グリーンハーヴェストによりブドウの成熟が最適になるように風通しを良くしています。

醸造:厳しい選果の後、最小限の手数でコンクリートタンクで発酵させます。
約5日間の低温マセラシオン。天然酵母で発酵。
1日2回のルモンタージュ、発酵の最終段階でピジャージュして優しく抽出。
約5日間のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)
ほぼ全てのワインは1,500〜3,000リットルの大樽(フードル)でマロラクティック発酵。春に樽に移します。
新樽はほとんど使用せず、最大で24か月と比較的長い熟成期間を要します。

以上輸入元資料より抜粋


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フィサン[2019]

Clos du Village、Fixey、Aux Pres、La Sorgentiere4区画のアッサンブラージュ。4日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。1日に1〜2度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)5日間。熟成は木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。新樽0%。
―以下リアルワインガイド75号より抜粋―
前銘柄の柔らかい美味しさに感動していたら次もそうだった。ちょっと濃いめでの見事な調和感と充実感のある複雑できれいな黒赤果実香が見事。口に含むといきなりツヤと粘性のある液体にビックリ。フィサンらしい力を持ちながらどこまでも柔らかくて滑らか。そして酸とミネラルが味と液体の質感に輪郭をクッキリと与え、驚くほど美味しい。優しい力とこのツヤ感の対称には驚くばかりだ。(今飲んで91 ポテンシャル92)
750ml   税込5610円

生産地:フランス、ブルゴーニュ地方
味のタイプ : 赤・ミディアムボディ
アルコール度: 14%
ブドウ品種 :ピノ・ノワール100%
平均樹齢 :30〜40年
平均年間生産量 :本

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